レイク、という姓をもらって

以前の記事で、いろんなことに対して、本当にいろんな考えがある。いろんな価値観がある。ということを書いたのだけど、

そういった経験の中で、とても印象的なのが、自分の姓を「レイク」に変えたときの出来事だった。

謙ちゃんと結婚する、というときに、

結構な数の人から

「え?本当に変えるの?」とか、「レイクさんになるの?笑」とか、「かっこいいねー!」とか、

やっぱり「外国の姓」ということに対して一番に反応する人が多かった。

職場でも、旧姓を使い続ける女性も多い中で、「レイク」にします、と言った時、

「え?レイク?」とか、

「今後何かあった時のために、変えない方がいいんじゃない?」とか、

「外国の姓はどうなのかな、、?」みたいないろんな反応があって、

この時はもう反逆心も湧いて「絶対「レイク」で仕事していってやる」って思ったりもした。

けど正直、「レイク」という姓と向き合っていくのに、違和感なく付き合っていくのに、自分自身たくさんたくさん考えることがあった。

そんな中、ある日、大好きな子とお話していたときかけられたのが、

「澄みきった湖のようで、千尋さんにぴったりです」

という言葉だった。


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その言葉がものすごく私の心に深く響いて、「レイク」であれることが、またひとつ誇りに思えるようになった瞬間でした。

私にはもったいないくらいの言葉で、でも同時に、そう在りたいな、と、背中を強く押してくれる言葉だった。



こんなふうに、人を引き揚げる言葉をかけれる人って、本当にすごいな、と思う。



イエスは、口から出るものが人を汚すのです、と言っていた。

口から出るものは、心から出るものだから。

そうであるならば、

口がでるものに、その人の心の美しさを見て、感動させられることもたくさんあるなぁ、と思った瞬間でした。


それから、いろんな湖を見るたびに、その言葉を思い出す。

五大湖、ボーデン湖、琵琶湖、八千穂レイク、、いろんな湖をみてきた。


一昨日は、中禅寺湖。

湖が見えるお部屋。波立つ水面を、ずっと見つめていました。

湖が見えるお部屋。波立つ水面を、ずっと見つめていました。


私は、今、どんな湖で在れているだろう。

どんな湖で、在りたいだろう。


素敵な心の持ち主と、人生を重ねられることに、心から感謝です。

ありがとう、ありがとう、ありがとう。



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