「あいつが許されるなんて、許さん!!!」という気持ち
最近は、「赦す」というテーマが心にあり、ずーっと心の中にある怒り狂う気持ちとどう向き合えばいいんだろう、と考えることがよくありました。
そんななか読んだ聖書のヨナの話が、ものすごく心に刺さった。
ということで、今日は、旧約聖書で有名なヨナのお話。
預言者ヨナという人がいました。
(預言者は、予言者ではなくて、神の言葉を預かる人、という意味)
神様はヨナにニネベという町へ行って、そこの人たちに自分たちの悪なる行いを反省するように伝えるようヨナにいいます。
そこでヨナはこういうのです。
「いやだ!!!だって、それを伝えたら、彼ら反省するじゃん!!そしたら、神様許すじゃん!!そんなの嫌だ!!」
そして、ニネベとは逆の方に走って行ったのです。
その途中、船から落ちたヨナは魚に食べられて、そこで3日間過ごします。
そこで反省したヨナは、ニネベへ言って民に反省するよう神様のメッセージを伝えます。
そしたら、ニネベの人たちは心から自分の行いを反省して、改心するのです。
それをみた神様は、彼らを許します。
ハッピーエンド!!!!♡、、とはならず。笑
それをみたヨナ、
激怒。
神様に激昂し、
「どうぞ今わたしの命をとってください。わたしにとっては、生きるよりも死ぬ方がましだからです」
「「わたしは怒りのあまり狂い死にそうです」と発言。
「許さん!!!!!!!!」
という気持ち。
ようは、
「許さん!!!!!!!!
彼らが赦されるなんて許さん!!!
彼らが反省して赦されるなんて許さん!!!
罰せられるべきだ!!!
苦しめ!!!!
この苦しみを味わえ!!!!
それまで絶対に絶対に許さん!!!!!」
という呪いです。
で、その後ろにはきっと、
「だって私も苦しんだんだもの!!!!」
という思いがくっついてくる。
私はこんなにもつらかった。
私はこんなにも悲しかった。
なのに、お前は許されるなんて思うなよ!!!!!
というドロドロの世界でございます。
出会ってすぐの人と幸せな結婚なんてありえない!!そんなの許さない!!!!
子供がいるのに海外旅行なんてありえない!!!そんなの許さない!!!!
家事育児をサボるなんてありえない!!そんなの許さない!!!!
夫のお金を自由に使うなんてありえない!!そんなの許さない!!!!
そんなの許さない!!!!
そんなの許さない!!!!
と、こじらせちゃうわけだけど、こじらせポイントはどこだろう??
他の人の行動を見て、怒りに震えるわけだけど、
ここで重要なのは、
許していないのは、お前であって、神ではない。
ということ。
神様は、許している。本人たちの心を見て、それが神様に向かっているものであれば、許している。
外側の行動だけをみて、勝手にジャッジして許す!!!許さない!!!なんてお遊びをしているのは、人間の方なのです。
だから、大切なのは、自分の気持ちを大切に見てあげること。
許さん!!!!
って思った時、何に許さん!!!と思った?
どうしてそう思った??
それって、本当??
自由に決めていいとしたら、どうしたい?どう在りたい??
もし、許されるとしたら、誰もそれを罰しないとしたら、どうしたい??
本当の願いって、どこだろう??
本当の願いって、
自分の気持ちをわかってほしい。
自分の願いをわかってほしい。
そして、それを、許されたい。
ということだと思うのです。
相手どうこう、というふうにこじらせないで、
私はどうしたいの?
私はどう在りたいの?
を真っ直ぐに、自分の内に潜って問うていく。
そんなお稽古をして、
勝手にここから許され、幸せな日々を送っていこう♡
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“Do not judge others, and you will not be judged. Do not condemn others, or it will all come back against you. Forgive others, and you will be forgiven.”
Luke 6:37 NLT
“人をさばくな。そうすれば、自分もさばかれることがないであろう。また人を罪に定めるな。そうすれば、自分も罪に定められることがないであろう。ゆるしてやれ。そうすれば、自分もゆるされるであろう。”
ルカによる福音書 6:37 JA1955
““Do not judge others, and you will not be judged. For you will be treated as you treat others. The standard you use in judging is the standard by which you will be judged.”
Matthew 7:1-2 NLT
“人をさばくな。自分がさばかれないためである。 あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられるであろう。”
マタイによる福音書 7:1-2 JA1955