Love Language って知っていますか??
日本語にするなら、愛の言語。なのかな。
こうやって海外で結婚生活していると、結構この Love Languageの話題で盛り上がることが多くて。でも思い返せば、日本でこの話をしたことなかったなぁ、と思ったので、ちょっと書いてみます。
人はそれぞれ、愛を伝える手段を持っている。
でもどう伝えるのか、何にどれくらい価値を置くかって、人によってビックリするくらい違うのです。
パートナーシップで困っている人、すれ違いが多い人、もしかしたら、ヒントになるかも。
このLove Language は、アメリカの著名な心理カウンセラーGary Chapmanによって提唱された考えで、人には5つの愛の示し方がある、というものです。
Word of Affirmation(肯定的な言葉):愛情、称賛、感謝を言葉で表現して伝える愛
Quality Time(上質な時間):2人で邪魔の入らない時間を過ごすことで伝える愛
Receiving Gifts(贈り物):愛や好意の象徴として贈り物をすることで伝える愛
Act of Service(相手を思った行動):家事を手伝ったり、おもてなしをしたり、行動で伝える愛
Physical Touch(触れ合い):手を握る、抱きしめるなど、身体的な接触を通じて愛情を感じる。
このうちで人によって特に重要なものが、1つか2つに絞られるの。
私は、ゆっくりと深く、相手の思いを聞くことに愛を示すし、同時に愛を感じます。 ようはクオリティ・タイムが重要。
二人っきりで、安心して、ゆっくりと話せる時間が、何よりも大切だし、近くなれる瞬間だと感じるのです。逆に一緒にゆったりとティータイムを楽しんでいる時に、電話に出たりだとか、他の人によって妨げられたり、話を聞いてもらえなかったりすると、すごく落ち込む。
あとは、サービス行為。
ご飯を作ったり、誕生日ケーキを焼いたり、家を綺麗にしたりするのは、私の愛の示し方でもある。だから、それをしてもらえると、同時にすごく嬉しい♡
逆にこれらがないと、愛されているのかな?と感じ始める。
でも人によっては、贈り物をされた時に、一番愛を感じる人もいれば、手を繋いだりハグしたときにこそ、愛を感じる人もいる。言葉なんかいらない、ただ抱きしめて欲しい、って人はそのタイプかもね。
それで面白いのは、人は自分が愛を示す方法で、自分も愛を受け取るということ。
だから、もしLove Languageの主語が「Word of Affirmation(肯定的な言葉)」が主語の彼女さんに、記念日に彼氏さんが「Receiving Gifts(贈り物)」で愛を伝えたととしても、「一言も愛を伝えてくれなかった!感謝が足りない!」という不満になる可能性がある。一方で彼氏さんは、「こんな素敵なものを買ってあげたのに何が不満なんだ!」と相手に不信感を抱いてしまう。彼女さんは一言「いつもありがとう、愛しているよ。」と言って欲しかっただけなのに。
もしくは、主語が「Acts of Service(相手を思った行動)」の奥さんに対して、旦那さんが「Quality Time(上質な時間)」で愛を伝えても「旦那はゆったりとして話しているだけで、全然家事を手伝ってくれない」という不満になる可能性がある。一方で旦那さんは、一生懸命家を綺麗にする奥さんに対して、美味しいお茶淹れながら、「そんなのいいからもっとゆっくりしようよ。」と言ってしまう。上質な時間を持つことが、愛を伝え合う手段だと思っているから。
そして不機嫌になった相手に対して、もっと愛を伝えようとしてどれだけ頑張ったとしても、「本当に私のこと大切に思っているの?」と言われてしまう。もしくは思ってしまう。
そして、相手の愛の示し方、もしくは自分の愛の受け取り方を知らないと、どれだけ頑張って愛を伝えたとしても、違う言語を話しているかのようにその愛が全く相手に伝わらないのです。
いわゆるすれ違い。からまわり。
でもこれらって、お互いの愛が足りていないわけではないんだよね。相手の愛の示し方、自分の愛の受け取り方の違いを、知らない、というだけなんだ。
だから、こうして喧嘩して仲違いしてしまうのは、とても悲しい。
自分がどんなふうに愛を受け取っているのか、愛を表現しているのかを知ること。
相手はどんなふうに愛を受け取り、表現しているのかを知ること。
逆にどんなことに不満を持っているか考えるのも一つのわかりやすい例かもね。
不満がある、ということは、自分は違う方法で愛を示してほしい、と思っているのかも。相手が不満を持っているのは、自分の愛の伝え方が、相手のほしい愛の伝え方と違うのかもしれない。
それがわかると、世の中がもっともっと愛に満ち溢れて見えます。
世界に溢れるLove Languageを見つけよう。