湯布院Trip③ ー源を体感する場所
今回のTripで、自分にとっての何よりのご褒美となったのは、農場を訪れることができたことでした。
1泊目の朝食を食べた後、ライブラリーで本を眺めていたら、
タシシェフがいらしてお話することができました。
本当に素敵な人だった。
魂の強さと優しさを感じた。ものすごく、純粋な人なんだな、というのが、その話し方や姿勢から伝わってきて、
こういう人になりたいな、と感じさせられた。
それは、自分の好きなことに真っ直ぐと向き合っている姿勢。
それを取り巻く場、人々に尊敬を寄せ、自分の領域に黙々と取り組まれる姿勢が言葉の端々から伝わってきた。
タシシェフと、自社農場のお話をしていた中で、もう自分の中のワクワクが最高潮になっているのに気づいた。
ニヤニヤしちゃう。大切に育まれている農場のこと、自然をめでて、自然と共に生きている人がいること。
その事実が、ここまで私を幸せにするんだ、と改めて気づいた。
「農業が大好きな人に悪い人はいない!」というのが持論です。
農場に行けた時、何よりも嬉しかった。
全てが育まれる場所。全ての源。
太陽があり、風があり、水があり、土がある。
そこに、人の営みが加わる中で、たくさんの実りが生まれる。
その奇跡に、私はいつも感動して、感謝しかなくなる。
私たちの体も、ここでできる野菜たちによってできている。
ここで育まれたものが、循環し、私たちの手元にやってくる。
その奇跡を思う。
そこでは、みんな平等なのだ。
自然の前では、みんな丸腰なのだ。
なんもない。無力。
無力で在っても、自然と寄り添い、生きていくことで、たくさんの恵みをいただくことができる。
それが、私はとても好きなんだね。
ずーっと苦しかったから。
捌き合う世界。ジャッジし合う世界。
どんなバックを持って、どんな服を着て、どう振る舞って、
どこの大学でて、どんな人と結婚して、どれだけ年収を稼いでて、、、
人に会うたびに、気合いを入れて、自分がどう見られているかを気にしないと行けない。
勝ち負けの世界で、心は疲弊するばっかりだった。
ずっと、人の目が怖かった。
愛されるためには、そこで認められる必要があると思っていたから。
本当の私は、芝生でゴロゴロしたいだけなのに。
23歳のとき、国家公務員の会社の1週間の泊まりがけの研修があった。
私は、会議室の中でずーっと過ごすのに疲れて、休憩時間に外にでて芝生でゴロゴロしていたのです。
空がとーっても綺麗だった。芝生がチクチクと肌をさし、そして、草が刈られたモワッとした青い香りが濃密にした。
髪もジャケットもスーツも草だらけになって、でも、とっても満たされた。
それが、私なのだ。
大学生の時、バイクで畑まで走り、ラクロスのジャージで畑を耕し、汗だくになりながら雑草を抜き、満面の笑みでとうもろこしをかじっていた。
それが、私なのだ。
社会に出て、10年以上経っても、変わらずに食料システムに関する仕事をしていた。
その選択をし続けたのは、やっぱり、私にとって「畑」という場所が、自然とつながる場所が、源に還る場所が、心の拠り所だったから。
タシシェフと話していた時が、一番生き生きしていた、とみずほさんに言われた。
大学の時から、仲間と共に、有機農業サークルを立ち上げて有機栽培していた。
そして、海外に行く時には、絶対農場を訪れる、と決めていた。
ハワイのコーヒーファームや、スウェーデンやノルウェーのヤギ農家さんや、
日本でも、たくさんの農家さんを訪れさせてもらった。
農業のことになると、勝手に体が疼いて、胸が高鳴って、いくらでも話せちゃう。
あぁ、これが、好きっていうことなんだな、と思った。
それを生業にしたい、とは違う。
金銭を完全に置いといて、それでも、私の心にとって、欠かせない、大切な場所。
全てが育まれる場所。全ての源。
一人一人にとって、源に還る大切な場所がある。
そして、私たち自身が、今この瞬間から、実っている。
そして、内側に潜っていくことで、いくらでも愛に還ることができるのだ。
その奇跡を、たくさんの人と分かち合っていきたい。
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