「優等生」の悲劇。①
色んな子と話している中で、
あ~、そういえば、私も数年前まではそんなふうに考えていたな。
と思うことがある。
そのうちの一つが、
自立しないと。
甘えたらダメだ。
そんなことなんだよね。
社会人になって、自分で収入も得られるようになって、
一人の人間として、自立したような気がした。
そして、大学から家族を離れる中で、
「人に迷惑をかけては行けない」
「立派な人(自立した人)になろう」
そんなことを漠然と考えていた。
だからこそ、人から見て、「立派だね」と思われるように、
常に周りを意識して動いていた。
料理をしっかりしたり、
お酒を注いだり、
いかに気を利かせられるか、心配りができるか、
そんなことを、いつも気にしていたように思う。
そして、とても疲れた。
でも、やり続けた。
だって、もしそれをやめたら、
「ダメな女」と思われる、と思っていたから。
それをできるのが、「いい女」、「立派な女」ということは、
裏を返せば、
それをできない限り、「ダメな奴」なんだよね。
それは、他の人から、というよりも、自分の中で。
そう、自分の中で。
それをしない瞬間、周りが自分を見る目線が、
「ダメなやつ」にしか見えなくなってくる。
だって、自分で思っているんだもん。
「ダメなやつ」って。
でもさ、それ、疲れない???
私の周りにいる子って、大抵できちゃうんだよね。
やってみよう、と思ったら、そういう気遣いとか、心配り、とか、
もう超スムーズに出来ちゃうんだよね。
でも皮肉なのは、
それが出来ちゃうと、逆にそこから抜け出せなくなる。
みんなに喜んでもらえる、ってやっぱり素直に嬉しいことだから、
とりあえず、みんなが喜んでいるし、そうやっておこうか、となる。
そして、それが出来てしまう。
だけどね
自分の中にある何かモヤモヤしたもの、ない??
みんながみんなあるわけじゃないのかもしれない。
だけど、私の中にはあった。
何か違和感があった。
でも、それをずっと見ないふりしていたんだよね。
別に、大したことないかな、と思っていた。
ただね、
本当に心から嬉しい!♡という感じではなかった。
逆に、疲れていた。