人のために働きたい、と小さい頃からいつも考えていた。
100%人のために働くには、どうしたらいいのだろう、って。
神様の導きの中で、自分ができることをコツコツとこなしていくことが、
とんでもなく大きな道に繋がっていることを知った。
大好きな人と結婚すること。幸せな家庭を築くこと。ヨーロッパで生活すること。クリスマスマーケットに行くこと。北欧の生活を知ること。外国人の友達をたくさん作ること。アフリカに住んで人道支援すること。大きな大きなキッチンで料理ができること。世界をたくさん旅行すること。そして、美味しい料理の世界を知ること。
なんかもっともっと色々あるけれど、、、
私が経験してきた、一つ一つの出来事が、私という人間を形作っていて。
私は自分の人生が大好きだ。そして、出逢う人々が、大好きだ。
人のために100%働きたい、と願い続けて、
アフリカという大地に足を踏み入れて、
頭をガツンと打たれたのは、
「まずお前が、幸せになれよ」
ってことだった。
自分が幸せでない、と人は他の人に自分の幸せを求めようとする。
誰かの笑顔が、自分を幸せにする。
それは紛れもない事実だけれど、その前提として、
誰かが笑顔が自分にむけられなくても、自分は幸せでいる。
っていうのは、とても大切なことなんだ、と最近学んでいる。
アフリカで人助け、って思うけど、
ここにいる人たち、超幸せに人生を送っています。
もちろん、病気になったり、
そういった可能性はずっと高くて、
でもそうやって命の儚さを知っているからこそ、
同時に、「今」という時間の大切さも知っている。
「今」が永遠に続く、なんて、夢にも思っていない。
この前の誕生日に、
リベリア人の友達がパーティを開いてくれて、みんなが私のためにお祈りしてくれたのです。
その時、
「ちひろが、無事に一年を見守り、無事にこうして、新たな一年を与えてくれることに、心から感謝します。」
ってデビが言っていたのに、ものすごく心が打たれた。
「素敵な一年を♡」というのとはまた全然違って、
今を刻む時間の「命」への尊厳と尊重があって、
その感謝が、言葉の散り散りから溢れ出ていて、涙が出そうになった。
「幸せになる」って、条件つきでなれるものじゃなくて、
もっとこういった命の根本にあるものなんだな。
幸せになる、って、
自分が今この瞬間をとことん大切にできる、ってことなんだな。
そして、それができて初めて、
目の前の人と、心から笑いあえる気がする。
アフリカには、「今」が、キラキラと輝いています。